過ち

パープル

2009年07月10日 10:04

この日は珍しくライトのスピニング1本で野池にバス釣りに行った。
開発中のワームリグと前日に小さいミノーを改造してイモグラブ風にした
『イモプラグ』で平さん(ギル)2匹と35センチくらいのバス1匹釣った。


キャッホウィ!見えてたから興奮したぜぃ!この調子で釣りまくるぜぇ!
あ、ゴムボートアングラーだ・・・
モウムリデス・・コレイジョウハ、タタカエマセン(メンタル死亡)・・・・・。


 
↑そういえば久しぶりに釣ったバス。水越眞子のリストバンドが我輩に
力と正確なキャストを与えてくれた
    



↑ヒットルアーはこれ、たぶんヨーズリのLミノーって昔のルアー。
これのリップをへし折ってそこにウエイト。
Wフックにラバーをつけて逆付けで使用。イモグラブと差をつけてみた。
ラバーを足に見立ててカエルっぽくも泳がせちゃう。




上、イモプラグ

中、改造前のLミノー

下、サイズ比較用イモグラブ





尻尾を巻いて逃げ出した我輩はチャリをこぎこぎ川に移動、ローション
(ナマズ)を釣ることにした。この時はまだ、自分の過ちに気づいていなかった
・・・そう・・過ちに・・。


ほどなくしてメタルスイムベイトでローションをかけた我輩は3回中、2回も
糸を切られてしまった(PEラインが岩にこすられ一瞬で切れた)。


そう、このあと魚が待つのは・・・・死です。それも強烈に残酷な。




ひどく後悔しました。
愛着のある自作ルアーが亡くなったこともそうだけど、自分の都合(趣味)で
魚に針を刺して弱らせて遊んでいる我輩は、食べない魚はできるだけ
弱らせないように配慮してきたつもりだった(もちろん程度問題として)。




なぜ、こんなミスマッチタックルで狙ってしまったのか、切られてから
考えた帰り道、自分が酷く残虐な男に思えて仕方ありません。




そして、魚に対して残酷なことをしたと思っているはずなのに、
「悔しい、どうしても釣りたい」という反抗期のころにあった暴力衝動と
似たような残虐非道な感情が自分の頭を煮やすのです。
まさに自分のブログで書いた釣詩「サドマゾ」のような心境でした。





このあと欲望に負けた我輩は、家に帰り着いて急いで
ベイトタックルを用意し、再び釣りに向かいました。





「もしかしたらメタスイ食べたやつがまた釣れるかもしれない。
そしたらそいつもメタスイも救ってやれる」という
自己満足の言い訳だけを心のよりどころとして。




真っ暗で30分ぐらいしか釣りできませんでしたが、
メタリップベイトで5匹のローションを釣ることができました。
しかし、メタスイを食べたやつはもう釣る事はできませんでした。




自分の犯した過ちに悔しがれる俺は、俺が殺したあいつらに比べて
どれだけ幸せなドブ野郎なんだろうか・・。









お亡くなりになったメタスイ9式さんと12式さん本当にすいませんでした。




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