バスワンが神すぎる件について

パープル

2009年10月23日 18:01

この日はあんまり行ったことのない川を開拓していて、偶然バイト先で知り合った
釣り友、ミガ氏に会ったので一緒に釣りをすることになった。
(このブログのことも知ってます)



この瞬間からまだ未発表の発明品は魔封波(まふうば)を喰らったので
市販のルアーを使って釣りをしていった。ミガ氏と共に川を開拓→テクテクテク・・・
(結局、この日は対象魚なしのバーリトゥードな五目釣りになった。)




川には広島(コイ)しか見えず、な~んも釣れんなぁ・・と
思いながらディープX100を投げてわざと岩に引っ掛けて遊んでいると




「釣れましたよーーーっ!!」と、遠くから幻聴、
ついに魚が釣れないせいで耳にマヌーサかかったかと思っていたら、
本当にミガ氏のグラスのスピニングロッドが曲がっていた!!!




カメラ係なので急いでBダッシュすると、10ダッシュで心臓が
死を迎えたので
タンが絡む息を抑えながら早歩きで見に行った。





↑都会的なビルと田舎的なローション(ナマズ)が
面白い対比で、逆光とわかっていたが撮ってみた。




魚は久しぶりに見たローション(ナマズ)だった。
ヒットルアーはスピナーベイトらしい。マズイ・・・・
彼は別のポイントでもダイソーポッパーで地球(テラピア)を釣っている。



そして、我輩はゼロ・・(エッ!?俺ゼロ!!?ゼロッゼロッゼロッッ!!)



このままでは

俺よりいいタックル使ってるのに釣れねぇでやんの→
しょせんお前なんて知識だけの頭デッカチ(デコも広め)ヲタバサーなんだよ→
魚も釣れずに税金納税額も少ないお前なんて生きてるだけで酸素の無駄だ→
地球温暖化防止のために二酸化炭素を吸って酸素をはきだせ



やめろ!!俺を追いつめるなッ!!!




二酸化炭素から酸素なんて植物みたいなことはできないんだ!!
それじゃあ違う意味で植物人間になってしまう!!





場所を移動してから我輩は一生懸命バズベイトを投げ始めた。

OSPバズワン

初めてバズで釣ったルアーで、バズベイト好きにさせてくれた至高の嗜好品。




機能が満載なのに料金が高くなりすぎるからとパテントをとらなかった(たしか)苦労人。




キャオ~~ン・・・ポチャ。シャロポポ、シャロポポ
キャオ~~ン・・・ポチャ。シャロポポ、シャロポポ ・・




ウォーターレタス(ホテイアオイ)のキワや草際を投げていく。
ここに何がいるのかもわからない所でルアーを投げ続ける。
とても不毛で疲れる作業



でもそれは、人が今までいた世界から安定を捨てて、
夢や可能性に挑戦する姿によく似ていた。夢という色はいつだって、
不安と希望が混ざり合って出来ているのだから・・・。




水面(みなも)を走っていたバズベイトは残像だけを残して水中沈んだ。


心の準備は?出来テナイ。


アワセは入れられるか?筋肉ハ硬直。言イコトヲ聞カナイ。


コレは本当に自分の体か?きっと出来損ないの神がデタラメに創った粘土細工。



それでもまだ、魚とのつながりがあった。
10年前の初心者ロッド、バスワンHGが年老いた老人の腰の
ような少しだけイビツな曲がり。




でも、僕は知っているんだ。
これはバスワンが魚をペテンにかけるための老麗な演技だという事を。




釣り人にとっては熟年俳優。魚にとっては老齢の武術家となるその曲がりは、
相手に合わせながらも、主導権を自分で保持したまま、
魚の体力と釣り人の心を奪っていく。関わった者すべてに「負けた!」ではなく
「いつの間にか・・負けていた」と思わせてしまう。





恋したこと・ありますか?



今までなんとも思っていなかったあの人を、
フトしたキッカケでいつの間にか目で追いかけるようになる。




授業中、落とした消しゴムを拾ってもらった時だったり。
全校集会中に後ろの友達と話している時、偶然、下着が見えてしまった時だったり。




恋なんてしていない、と自分に言い聞かせる理由なんて無限に用意できる。
でも、本人が自覚する少し前から、いつの間にか恋慕(れんぼ)が相手に
負けている。バスワンとはそういうロッドです。




人をトリコにする花魁(おいらん)のような魅力に、
「ああ、たしかにこれから魚釣りをはじめる人の
心を奪う「初心者」ロッドだ」と思った。




だからもしかしたら、今回釣れてくれたこのラララライ(雷魚)は
共にバスワンに心奪われた「恋仇(こいがたき)」になるのかもしれないな。




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